CT(高度画像診断)
CT(高度画像診断)について
先進のマルチスライスCT(MSCT)
システム「Activion(TM) 16」(東芝製)

画像の鮮明さ、撮影時間はCTにおいても機種によって様々です。
当院のCTシステムは最新の技術で、病変部医を最薄0.5mmずつの厚さでスライス撮影することができ、分析能の高い画像を描出します。
また、従来のCT検査に比べ撮影時間が大幅に短縮され、放射線による被爆量を低減できるため、安心して検査をお受けいただけます。

CT検査施設は、365日撮影可能な画像診断施設として他の病院の先生方からも広くご紹介いただいており、撮影した画像を画像診断専門医に診断してもらうことが可能です。
検査はご予約を頂いておりますが、検査結果によって外科的処置が必要だと判断した場合できるだけ早急に対応できるよう努めております。
CT・MRI検査について

CT・MRI検査はご予約制になっております。飼主様、ご紹介病院様はお電話にてお問い合わせください。
CT・MRI検査共に静止した状態での撮影の為全身麻酔を使用いたします。検査当日は食餌を控えて頂くようお願いします。
CT撮影の主な症例






背骨は合計27個の骨が繋がって形成されており、27個の骨と骨の間にクッションの役割をする椎間板物質が存在します。
椎間板物質が、背骨の中心の脊柱管内(脳から続く太い神経が通る空洞)に出てきて、神経を圧迫し神経学的異常が出るのが犬の椎間板ヘルニアです。

- 歩き方がおかしかったり、足がもつれたりする
- 抱っこしようとすると嫌がったり痛がったりする
- 段差の上り下りを嫌がるようになる
- どこがいたいのかわからないが、ちょっとした拍子に「キャン!」と鳴く
- おしっこ・うんちが出づらいまたは出ない


椎間板ヘルニア治療は早期の適切な診断治療が必要とされます。椎間板ヘルニアが疑われる場合、当院ではまずCT検査を行います(検査は全身麻酔をかけて行いますので、安全性を高めるために、来院時に血液検査やレントゲン写真撮影を行って体の状態を確認します)
CT検査により椎間板ヘルニアという診断が出れば、年齢・病状・部位等に合わせて、内科的治療(薬・運動制限・リハビリなど)を行うか、外科的な治療(手術)を行うか最適な選択を飼い主様とご相談しながら決定していきます。
どちらの治療法においても重要となるのはリハビリテーションです。当院では病状や動物の性格等にあわせて最適なプログラムを考えております。
トレッドミル、リハビリステーションなどのリハビリテーション用の機器も各種導入し、様々な方法で動物の生活の質の向上のお手伝いをさせていただきます。
CT検査の流れ


飼主様との問診、患畜の視診を行いCT検査が必要か判断します。


麻酔をかける上で必要に応じて血液検査やレントゲン写真を撮ります。(血液検査・レントゲン検査の結果)麻酔に対する問題がなければ、血管カテーテルの処置を行います。
麻酔導入・気管チューブの挿管をします。


CT検査室に移動し、検査をします。
(約2〜3分)


通常撮影の後、必要に応じて造影剤を注入後再度撮影します。(約5分)


画像を見ながら、状態・今後の治療方針についてご相談します。


当院での検査結果に応じて外部画像診断専門医に相談します。
ご相談結果に沿って処置、手術、処方等致します。
撮影の時間は正味10分程度で終わります。
検査のみ、日帰りできるようでしたら麻酔から醒めるまでお待ちいただきます。
腫瘍の症例
レントゲンで腫瘍が疑われた症例です。
CT画像撮影の結果、腎臓の腫瘍が最も疑われました。
レントゲン
単純CT
血管造影CT
鼻腔内など骨に囲まれた部分はCTの得意分野です。
CT検査の結果、鼻腔内の状況(浸潤程度など)が詳細にわかりました。



重度の貧血を示し、紹介来院されました。
CT検査の結果、すでに腹腔内で脾臓が破裂しており、重度の出血を起こしていたので、緊急手術となりました。
単純CT

腹腔内破裂
血管造影CT


脳腫瘍においてもCTの有用性が示されています。
腫瘍の治療方法
腫瘍は、外科的に切除可能な場合、できるかぎり切除するのが望ましい病気です。
しかし、腫瘍の種類、できている場所、浸潤程度などにより切除することが難しい場合もあります。
当院では、ペットの状態に合わせて、血液検査、レントゲン写真、超音波検査、CT検査、内視鏡、病理組織検査などを組み合わせて腫瘍の状況を把握し、外科治療(手術)、内科治療(抗がん剤など)を選択しています。





