MRI(高度画像診断)
MRI(高度画像診断)について

MRI検査とは、強力な磁石でできた装置に電流を流し磁場を発生させ、対象物に電波を当てることで起こる磁気共鳴によって生体内の情報を画像化する検査方法です。 CT検査とは違い放射線による被爆も心配ありません。
また物理的性質の異なる物質に着目しているため、CT検査で得られない多くの情報を得ることができます。比較的検査時間が長くかかるため、症状から診てCT検査よりも優位であり、CT検査をして得られなかった情報を得るなどの時に撮影を行います。
MRI検査について
MRI検査はご予約制になっております。飼主様、ご紹介病院様はお電話にてお問い合わせください。
MRI検査では静止した状態での撮影の為全身麻酔を使用いたします。検査当日は食餌を控えて頂くようお願いします。
MRI・CT撮影の主な症例

先天性の水頭症の症例です。
外科対応が必要であると判断され、シャント術を行いました。
術前CT→脳脊髄液の著明な貯留がみられます
術後CT→外科的にシャントの設置を行いました


脳内を循環する脳脊髄液という液体が脳室に病的に多く存在し、脳室が拡張する状態です。 脳脊髄液が何らかの原因で過剰に造られたり(産生過剰)、流れが悪くなったり(通過障害)、脳外への流出が滞ったり(吸収障害)してしまった場合に、このような状態となります。脳圧が高まってしまうことにより、痙攣やてんかん、旋回運動やショック状態などの神経系症状を引き起こすことがあります。
先天性と後天性があり、犬や猫、特にチワワ、ミニチュアダックスフンド、マルチーズ、トイプードル、ボストンテリア、シーズー、ヨークシャテリア、ポメラニアンなどの小型犬種には多く見られます。
診断のための検査方法はエコー、X線、CT、MRIなどがありますが、頭部の状態をよりよく観察する為には、CT、MRI検査が優れています。
MRI検査の流れ


飼主様との問診、患畜の視診し、CT検査を行うかMRI検査を行うか判断します。


麻酔をかける上で必要に応じて血液検査やレントゲン写真を撮ります。(血液検査・レントゲン検査の結果)麻酔に対する問題がなければ、血管カテーテルの処置を行います。
麻酔導入・気管チューブの挿管をします。


MRI検査室に移動し、検査をします。
(検査部位によって30分〜1時間以上)


通常撮影の後、必要に応じて造影剤を注入後再度撮影します。(約20分以上)


画像を見ながら、状態・今後の治療方針についてご相談します。


当院での検査結果に応じて外部画像診断専門医に相談します。
ご相談結果に沿って処置、手術、処方等致します。




